大分前になりますが、御十夜法要真っ最中のころ、忙しいにもかかわらず行ってきました。松本市市政施工100周年記念展、松本平の神仏『百柱をたてる』!!
平成19年9月29日から11月11日の期間開催しておりました。
詳しくは 『百柱をたてる』 を見て下さい。
お葬式と御十夜法要が続いていて、行けるかどうか解りませんでした。それでも機会を作って、閉会間際に行ってきました。
私は、お寺の建築が好きであるのと同時に、仏像も好きで日本の国宝に指定されている仏像は、大体頭に入っています。
少し自慢!!
松本平には、国宝の仏像はありません。
それでも奈良時代の古い仏像が、この平らに存在します。
重要文化財の仏像も何点か展示されていました。
今回見学に行っての感想は、「よくぞ、ここまで集めたものだ」
「今後、このような数の仏像が松本市美術館で展示されることはないだろう」というくらい今回の『百柱をたてる』は、気合いが入っていました。
大変勉強になり実物を拝めたこたは、本当に有り難
かったです!!
ただ、いつも仏像の展覧会に行ったときに感じるのは、「果たして仏像を展示して良いのだろうか」ということです。
やはり我々僧侶は、「仏像は信仰の対象」であって展示することに少々抵抗があります。
明治時代、廃仏毀釈の影響で日本全国の寺院が大打撃を受けました。その時、寺院は食うに困り、美術品、仏像、建物等を売り払った時代がありました。本を読んでいると寺院にとっては凄い時代だったらしいです。
売られた美術品、仏像は日本では留まらず海外へ流出していきました。
この危機を食い止めたのが、岡倉天心氏とアーネスト・フェノロサ氏です。
この2人が、現在の文化財という規定の元を作りました。
まあ言えば、この2人がいなければもっと沢山の仏像、仏教美術品が海外に流出しておりました。
この文化財という制度が出来たお陰で、売買や海外に流出することが阻止できました。
しかし、ここで仏像が信仰の対象から美術品になったのではないでしょうか!!
淨心寺にも安曇野市文化財指定の仏像があります。
「見たい」という檀家さんでない方が来られて、仏像を見せると、手を合わさず、マジマジと見て、最後には「写真撮って良いですか?」と、こういう状況です。
今回の『百柱をたてる』は、本当に良かったです!!
でもやっぱり仏像は、信仰の対象であって、手を合わせなくては!!
|